Tech on Daydreams

テクノロジー、文化、人間の現在と未来

人間の欲求の未来

第一回目は『人間の欲求の未来』です。

 

 

 

人間には「3大欲求」と呼ばれるものがあります。

「食欲・性欲・睡眠欲」の3つの欲求の事です。

それぞれに説明はいらないと思いますが、念のためこの記事での定義を決めておきます。

 

「食欲」は、のどが渇いた際やお腹が減った 際に「栄養を補給したい」という欲求

「性欲」は、恋愛対象とする性別の中でも魅力的だと感じる人間と肉体的関係を持ちたいとする欲求

「睡眠欲」は、身体が一定以上の疲れを感じた際に睡眠を取って休息したいとする欲求

と定義する事にします。

これらの3大欲求は本来人間の本能に備わっているモノであり、理性的な部分ではありません。

人間という生物が生存し、繁栄していくために必要な最も原始的な欲求だと言ってもいいでしょう。

誰しもが、意識することなく全てを持っているはずです。

これらの欲求は、人類が誕生する前からDNAとして脈々と受け継がれてきた部分だからです。

 

さて、今回のテーマはタイトルにもある通り『人間の欲求の未来』です。

テクノロジーの発展と共に、人間の生き方は多様化してきました。

1日、1年を生きるために戦ってきた時代は急速に消えつつあります。

あえて消え"つつ"と書いたのは、まだまだそうではない地域や国もあるためです。

今回のターゲットは特に、発展した国の中流階級層以上の人間です。

中流階級層以上の健康な人であれば、おそらく1日を必死に生きるということは無いと思います。

何も疑うことなく食事ができ、余程のブラック企業に勤めているのでは無ければ、落ち着いた空間で睡眠を取ることもできるでしょう。

性欲に関しては少しややこしく、満足に満たすことは男性であれば特に難しいでしょうか。

それでも、未来になればVR空間等で生身の異性と性行為をしている感覚が得られる事は可能になります。

 

これらの事は、テクノロジーがもたらした恩恵です。

テクノロジーの発展と共に、文化を変え、生き方を変えてきました。

そして僕は「人間の3大欲求は間違っている」と考えています。

生き方があまりにも多様化しているからです。

今や、人間の最も強い欲求は「自己実現欲求」と「他実現欲求」であると思っています。

自己実現欲求」とは、自分の理想を描き、その理想に近づきたいとする欲求です。

稼ぐ人になりたい、綺麗になりたい、評価されたい、"美味しい"ご飯を食べたい。

これらのことがこの自己実現欲求に入ります。

「他実現欲求」とは、自分以外のモノやコトに対して理想に近づけようとする欲求です。

地球の環境を守りたい、子供を〇〇な人に育てたい、業界をより良くしたい。

このような、自分の外に働きかける欲求です。

 

これらは本能の部分ではなく、理性の部分が関係しています。

この理性的な欲求こそ、現代の人間の大部分を占める欲求なのではないでしょうか。

少なくとも、自分はこれに当てはまります。

そしてここには落とし穴が潜んでいます。

「他実現欲求」と「自己実現欲求」が衝突する場合です。

 

僕は、『何も大きなことをすることもなく普通に生きていきたい』というものや、『働きたくない』というのも一種の「自己実現欲求」だと感じています。

しかしここに社会的であったり文化的な「他実現欲求」によってその思想は悪とされ、生きにくくなってしまっている人も少なくないのではないでしょうか。

厄介なのは、「他実現欲求」があまりにも高い人です。

本来世の中に絶対的な善悪はありません。

しかし基本的に人間は自分と対立する対象を悪と認識します。

「他実現欲求」があまりにも高いと、その対象を攻撃し自分が正しいと主張するだけでなく、同調させようとします。

こういった場面がたびたび見受けられるのですが、正直僕はかなり見苦しいと思います。

生き方が多様化しているのだから、その多様性を認めるのは当然であるからです。

これは僕の密かな思いですが、自分と相反する意見を持っていたり自分と異なった価値観を持っている人を見たら、できるだけ優しく理解してあげてほしい。

そして頭ごなしに否定するのではなく、ディベートをして意見を分かつということも是非してほしい。

 

いつか真の多様性が実現できる未来が訪れればな、と願ってます。

エンジニアの卵として、そんな受け皿のある世を作りたいですね。