DaydreamTech

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Galaxy Note7で酷い目に遭った僕がGalaxy S8を買った理由

つい1週間ほど前、Galaxy S8を個人輸入しました。

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実は僕、去年の9月上旬にGalaxy Note7を輸入した1人でもあります。

別の言い方でいえば、最悪の事件に巻き込まれた1人でした。

今日は「どうしてあそこまで酷い騒動に巻き込まれ、毎日怯えながらGalaxyと過ごしたにも関わらず、再びGalaxyを買ったのか」を書いていこうかなと思います。

 

  災難のはじまり

 

事の発端は8月の上旬まで遡ります。

この日はNote7が正式にお披露目された日でした。

Xperia Z3の限界を感じ機種変先を探していた僕にとって、Note7はとても魅力的に見えました。

金銭の都合で発売と同時に購入という事はできず、2週間ほど遅れて1ShopMobileさんで輸入しました。

 

確か8月の最終日か、9月1日位だったと思います。

注文した日に、端末が爆発するという記事が流れ始めました。

初めは、「どうせ粗悪品のACアダプタを使っただけだろう、USB Type-Cだし。」

と思っただけでほとんど気にしていませんでした。

数日して端末が手元に届き、僕はNote7をメイン端末として使っていました。

 

爆発事故

 

新しい端末を手にした喜びに反し、次々と報道されるNote7の爆発事故。

なんとSamsungからリコールまで発表されました。

これはもはや使用側の問題ではなく、完全に端末の問題だということです。

不安になり、1ShopMobileに問い合わせたところ「我々は転売しているだけだ。リーコールやその他のサポートは一切受け付けない。」とのこと。

それではと日本Samsungに問いかけると、「日本で販売していない端末に関してはサポートできない」と。

 

詰みです。僕は10万円を払って爆弾を買ってしまった。

それでも、僕の端末に限って爆発するはずがないと少しの間使いましたが、本当に毎日が怖かった。

充電する際は火が燃え移らない場所で。寝ているときは絶対に充電しない。端末が少しでも熱くなったら使用をやめる。

確実に精神はすり減っていましたね。

しばらくするとついに日本Samsungから「国内であっても返金するから返送してくれ」とリリース。

そこでようやくNote7とおさらばすることができたのです。

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なぜGalaxy S8を買ったのか

 

ではなぜ、ここまで酷い目にあっておきながら僕はGalaxy S8を海外発売後、即輸入したのか。

理由はかなり単純です。

 

ただ、Galaxyが素晴らしかったから。

 

爆発という致命的な欠陥を抱えているのに、それでも使いたくなるほどNote7はよく作られていました。

僕はもともとずっとXperiaを使い続けていたXperiaオタクだったのですが、昨今の端末はどうしても即決できず迷っていたところ、このNote7が舞い降りてきた。

 

正直、世界が変わりました。こんなに完成度の高いAndroidがあるのかと思いました。

 

振り返ると、爆発という欠陥が公式に認められた時点で直ちに使用をやめるべきでした。

もし爆発してしまったら迷惑を被るのは自分自身だけではありません。加害者になる確率の方がむしろ高い。

頭では理解していたものの、どうしても使うことをやめられなかったのです。

 

騒動から4ヶ月ほどが経ち、ようやく原因が世に知れ渡りました。

おそらく、この騒動を通してSamsungは機会損失を含めた相当の顧客を失ったことでしょう。

ですが僕はその1人ではありませんでした。

 

3月のGalaxy S8の発表は、今までで最も"注目"された発表会だったのではないでしょうか。

Samsungはバッテリーの厳しい試験を発表し、安全であることを再三主張していました。

ですが僕にとってはそれよりも、あの事件を経験してもなお、妥協しない端末を作ろうとする姿勢が印象に残りました。

そしてやはり、Androidの中でもぶち抜いているなと思える完成度がありました。

 

これが、僕が再びGalaxyを買った理由です。

詳しいレビューはこの記事の内容から離れるため、僕からは軽くひとことだけ。

これは間違いなく今までで最高の端末です。

物足りない方は海外サイト等を参照した方が理解できると思うのでそちらを。

不満点もありますが、ほとんどのレビューと意見は一致しています。

今回はGalaxyが素晴らしいとか、みんなに買ってほしいという目的でこの記事を書いません。

 

この記事を書いた想いは別にあります。

 

伝えたいこと 

 

まず1つ目。

エンジニア目線からの話です。

いい商品を作ることに関し、やはり本気が伺えるモノは使う人の心も揺り動かすんだということ。

妥協しない、業界のトップになる。この姿勢は感動しました。

恐らく、ここでビビって足踏みをしていたら違う端末を買っていたと思います。

最新の技術をとことん突き詰め、パフォーマンス水準を高める存在であり続けようとしたからこそ、欲しいというだけでなく投資という意味でも買おうと決心できました。

もし自分が何かのプロジェクトでエンジニアリングをすることになるとしたら、自分の仕事だけでも妥協しないモノを作り上げたい、と思わせてくれます。(もちろん納期を守って!笑)

 

 

2つ目。

本心を言ってしまうと、僕はSamsungが嫌いです。

過去の様々な騒動を含め、企業としてどうしても好きになれませんでした。

ですが、自分が好きか嫌いかだけでその企業の製品価値を決めてしまうのは明らかに愚かです。

企業の好き嫌いと、製品の質は別で評価されるべきではないでしょうか。

自分が嫌いであっても、素晴らしいものは素晴らしいと認めること。

この事は、こういった製品に限らずもっと広いことに言えることだと思います。

綺麗事のようですが、多くの人にこういった思考を持ってほしいですね。